乳房再建手術は必要なのか
形成外科を受診し、胸の大きさや背中の脂肪のつきぐあいを見てもらい、写真を撮られました。
造影CTの結果からも背中からの自家組織で再建できるたろうということで、
なんとなく再建術の方向で進めていく感じになっていました。
前の病院で術前検査の肺機能や心電図や血液検査をやっていたのですが、また同じ検査をこの大きな病院でしました。
乳腺外科と形成外科の先生の予定を合わせ、手術の日が決まりました。
バタバタと日が過ぎ、
再建術をする選択で良かったのか、はっきり分からないまま手術の日を迎えました。
納得するまで考えてから、と思われるでしょうが、癌をどれくらいこのままにしておいて良いのか、不安もあります。
それに考えてもどちらが良いのか分からないのです。
以前まで保険適用ではなかったものが、今は保険適用になっているということは、必要としている人が多いからでしょうか。
私は仕事で乳がんの方に会うことがたまにあります。
全摘出していて大きな傷が残っている方にも会います。
でも再建術はまだ少ないのか、それともぱっと見気づかないのか、見たことがありません。
やはり乳がんの全摘で胸のない方を見ると、あ!とすぐ気づきます。
癌の取り残しがないように、しっかり取るので、平坦ではなく、少しえぐれたようになることもあります。
再建術をしなくても命にかかわることではないのですが、ないよりはあった方が良いのかもしれない。
摘出するときに、再建をするつもりならば、皮膚を残して乳腺組織を取ります。
再建をしないのであれば、皮膚が余らないように切除して縫い合わせます。
再建術は後日でもできるのですが、手術は2回に分けずに1回で終わった方が、少しでも楽かなぁと思って、
選択を焦っていたかもしれません。